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PC-9801

外部記憶装置の思い出

初めて手に入れた外部記憶装置は、5"2Dドライブ。
わずか320kバイトの記憶容量ながら、
8ビットCPUの頃はFDを持っている人などは超大金持ちか、
かなり変態に近いほどのマニア。
庶民はCMTだった。要するに、オーディオカセット。
PCのデジタルデータ・プログラムをCMT I/Fで音に変換し、
オーディオケーブルでカセットデッキに接続。
ぴーーがーがーがーなどという音を聞きながらセーブ/ロードするのである
(原理としてはモデムと同じで、
接続先が電話回線ではなくてカセットデッキだと思えば結構)。

5"2D媒体
(N88BASIC ver1.0のシステムディスク)

そんな時代だったから、PC-9801の発売と同時に、
やや廉価なドライブが発売されたとは言え、購入するには決断が必要だった。
学校のPC-8801に接続されていたFDの魅力に取りつかれていた私は、
決断したのであった。
一大決意の下に購入したFDではあったが、悲しいかな。
わずか320kバイトは、瞬く間に埋め尽くされた。
かくして、最初に買い足した周辺機器は、8"FD(容量:1Mバイト)となったのである。

最初は、8"FDは5"2Dに比べると高速で(といっても、現在の2HDと同等)快適だった。
ところが、コード入力での漢字入力しかできなかったN88BASICがバージョンアップし、
カナ漢字システム(文節変換)が搭載されると、状況は一変した。

FDに辞書を持たなくてはならなくなったのだ。
1ドライブは、常時BASICのシステムディスクを入れっぱなし。
もう1ドライブでプログラムとデータの両方を読み書きするという、
かなり不便な状況になってしまった。

そして、遂に手に入れたのが10Mバイト(笑)のハードディスク。
8"FDもHDも徐々に価格は下がっていたとはいえ、当時は高嶺の花。
外部記憶装置の購入は、常に決断の連続だった。
それだけに、手に入れて動かしたときの感激もひとしおだった。
速い!それまで、何十秒かかかっていたDISK-BASICが一瞬にして起動する。
プログラムのセーブもロードも瞬く間だ。

今、100Gのハードディスクがあっても「いつまでもつか」と心配し、
HDで起動が何分もかかるWindowsって、
一体、何物なんだろうと思う今日この頃である。

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