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PC-9801

はじめてのCコンパイラ

MS-DOSが3.1になると、
私の開発環境&開発ターゲットも本格的にMS-DOSに移行した。
この当時、開発言語の流行はCだった。
そして、BASICプログラムの開発で、アセンブラのすばらしさを体感していた私は、
「アセンブラの代用品になる」というキャッチフレーズに騙されて
(そんな訳なかろうとも思っていたし、案の定、そんな訳なかったが)、
C言語をMS-DOSの開発言語に選択した。

初めて使ったCコンパイラは、Lattice Cである。
当時はMS-C(後のVisual  C→Visual C++)が発売される少し前で、
Latticeともう一つ(名前は忘れた)がシェアを二分していたのだが、
その後のMS攻勢と、
更にはPASCAL専門だったボーランド社がC言語に進出してきた事によって、
今ではすっかり姿を消してしまった処理系である。

購入した当時は、バグも少なく、優れた処理系だったのだが、
バージョンアップを重ねるごとに質が落ちていった記憶がある。
MSとボーランドの参入によって、価格競争が厳しくなったのに加えて、
ANSI標準への対応が遅れたこと、日本語対応が遅れたことなどが重なり、
減少するシェアの中で遅れを挽回しようと、もがいていたのだと思う。

私は、当初の購入早々に日本語対応ライブラリを自作してしまったので、
あまり気にならなかったが、Latticeオリジナルの
日本語対応ライブラリは最後までバグが多かった様だ。
その後、日本国産のCコンパイラLSI-C
(これは吐き出すコードも小さくて速く、感動もののコンパイラだった!)に移行し、
Windows移行とともにVisual C++を導入したが、
三つ子の魂百まで、というのだろうか。
未だにLattice C独自の関数をVisual C++に移植した関数が
所々に使われているという奇怪なソースを書いている私である。

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