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PC-9801

汎用コンピュータの本質

「コンピュータは、白痴である」これが私の持論である。
パソコンショップで買ってきたパソコンは、すごいマシンに見えるかもしれない。
何でも出来る魔法の箱と勘違いする人もいるかもしれない。
しかし、コンピュータの本質は白痴である。

例えば、洗濯機は、ボタンを押せば洗濯をする。
冷蔵庫は、コンセントさえ入れればモノ冷やしてくれる。
ところが、コンピュータは、電源を入れるだけでは何も出来ない。
やみくもにボタンを押してもピーピー言うだけである。

コンピュータは日本語に訳すと、電子計算機(死語)である。
さぞ計算は得意なのであろうと思ったら大きな間違いである。
(あまり正確な言い方ではないが)出来立てのコンピュータは
足し算すら出来ない。
コンピュータが足し算が出来るようになるのは、プログラマが
mov eax,0e800
add eax,0e804
mov 0e808,eax
となどという呪文(プログラム)をコンピュータに覚えさてからである。
この呪文によって、
初めてe800のメモリの内容とe804のメモリの内容を足し算して、
e808に格納してくれるようになる。
プログラムとは、白痴のコンピュータに仕事の仕方を教える、
いわば、教育を施すことである。
この呪文をコンピュータに覚える事は、
コンピュータに足し算の仕方を教育する事である。

更に、
任意の数値の足し算をさせようと思ったら、えらい騒ぎである。
まず、キーボードの読み方を覚えさせなければならない。
そして、キーボードから読んだ情報を
数字に直す方法を教え込まなければいけない。
しかる後に、ようやっとキーボードから数字を入力して、
その数字をe800とe804に格納し、足し算が可能になる。
実際には、足し算だけして結果を表示しなければ意味がないから、
今度はe808の内容を画面に表示する方法を教え込まなければいけない。
それはもう、気の遠くなるほどの教育(プログラム)を
施さなければ足し算すら出来ないのである。

パソコンショップで売っているパソコンが、
すばらしいマシンに見えるのであれば、
それは、マイクロソフトやパソコンメーカ、
はたまたバンドルされているソフトウェアメーカが、
パソコンにスパルタ教育を施してから世に送り出しているからに相違ない。

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